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徒然日々のこと―春風駘蕩―

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昨日はぽかぽかあたたかくて、すっかり春気分-空気に瀰漫(びまん)する色彩にいざなわれて、休憩を公園ですごしていると、ふくらみかけた蕾がたおやかに花開いており、上気した気分になった。
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寝不足のおもい眼(まなこ)で眺めていると、まだ蕾のものや、咲き始めのもの、満開のもの、そしてもうすでに散っているものもあって、どうにも蕾によって花咲く時期というのがわずかながらも、確然とずれているみたい。

蕾はこれから花開く予感に充実し、満開の花は人を酔わせ、散った花は未来を伝承する、なんて刹那思う。
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上気して-ほのかに陶然として、そんな摂理のうつろいをぼんやり眺めやっていると、やわらかな風にさらわれる髪が乱れる。
やわらかな風-体を包みこむ、ぬるいぬるい愛撫の風。

8日気温19度-

春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)

つかの間の春気分
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